H-ⅡA F24 観戦日記 1日目 [日記]
1日目 5月23日(金)
朝、4時半頃に起きて羽田空港へ。
羽田空港
今回はSNA3771便。ANAで予約したけどコードシェア便なのでソラシドエアーの機体でした。
機種はB737-800、ウイングレットが大きくてチャーミング!
この日はそこそこ天気が良く、富士山を見ることができました。(画面中央よりやや右の辺り)
何回も乗っている路線ですが富士山が見えたのは初めて。幸先の良いスタートです。
鹿児島空港
なんか凄く混んでる。
サッカー日本代表?が合宿で来ていたようです。
空港からは高速バスで高速船ターミナルへ。バスも混んでおり乗り切れない人がたくさんいました。
高速船ターミナル
この日に鹿児島から種子島へ行く高速船はほぼ全て満席。
受付が1つしかないのでチケットの発券に時間がかかり、予定より15分ほど遅れての出航となりました。
コンビニで発券とまで言わないけど、ネットからプリントとかもう少しスマートにできないもんですかね...
フェリー「はいびすかす」は人のみの場合予約不可(車と一緒だと予約できる)なので、それよりはマシですが...
船はロケット号!
因みに、この船はボーイング929という機種(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0929)
ボーイングって船も作ってたんですね、知らなかった...
出航してから約90分で種子島は西之表港に到着します。
昨年乗ったフェリー「はいびすかす」が220分なのに比べると倍以上の速さ!(ただしお値段も倍以上)
ジェットフォイル機は偉大(確信)
おじゃり申せ種子島(種子島へいらっしゃいませ)
種子島に着いたらレンタカーを借りて宿へ。
今回はいつも借りているトヨタレンタカーが取れなかったのでニッポンレンタカーになりました。
一番安い軽を予約しところ、ダイハツのムーブを借りられました。
港からお店まで少し距離があるけど、船の時間を言うと送迎してくれるのがありがたい。
宿
南種子の宿は取れず、中種子の白南荘という宿になりました。
そこそこ立派に見えますが、案内されたのは手前の木の看板がついている建物の方...
室内、とても質素。
トイレやお風呂は本館?の方でこの部屋にはエアコン無し、隣の部屋の会話が丸ぎ聞こえという部屋でした...
本館の方は打ち上げ関係者で埋まってしまったらしいです。でも、料金が安く宿の方も良い人でした。
奥の本館?は普通の部屋なのでそちらに泊まれた人はラッキーですね。
外には人懐っこい犬。
撫でるとぐでーってする。
それから宿に行ってみて初めて気づきましたが、宿の前が旧種子島空港。
歓迎の"歓"の字だけ残ってるロケット?っぽいモニュメント。
現在は使用されておらず、敷地内は立ち入り禁止です。
ちょうど消防の人が訓練をしていました。そういう使われ方もあるんですね。
そして、宿の隣に見覚えのある建物があるなと思ったら...
アニメ、ロボティクス・ノーツに出てきた廃墟でした。
廃墟も元ネタがあったんですね。とてもソックリ。
ということで、ここはロボノの聖地巡礼したい人にはオススメの宿かも。中種子にあるので種子島中央高や伊禮商店のモデルとなったアイSHOPも近いですし。
恵美の湯&恵美之江展望公園
明るいうちに見学場の下見へ
恵美之江展望公園への入り口はのぼりが置いてあり、分かり易くなりました。
打ち上げ前日の夜から当日の朝は通行止めになるようです。
整備されたとはいえ、見学場までは悪路で崖などもあり、街頭が全く無いので公式見学場としての安全を考えれば仕方ないですね。それに交通整理&警備の人員も配置する必要もありますし。
こんな感じの砂利道を走っていきます。
所々に退避場はあるものの基本一本道。17時頃行きましたが同じように下見をしている人が多く来ており、何度も車を止めて道を譲りあいながら進みました。
昨年の下見の時は殆ど車と行き合わなかったのに、公式見学場効果凄い。
恵美の湯
まずは恵美の湯
公式見学場よりも少し先にあり、以前から非公式として有名な場所。
水色の丸印が恵美の湯、吉信射点が目と鼻の先。
打ち上げ時に立ち入り制限のかかる、3km圏内ギリギリの位置に存在します。
恵美の湯には昨年まではなかった宿ができていました。
この時点(18時頃、打ち上げの18時間前)で場所取りしているのは2、3人(分の三脚)。
↓このリンクから恵美の湯のGoogleストリートビューのような画像が見られます。(PCからの閲覧推奨)
この画像はMicrosoftが開発したPhotosynthというアプリを使ってiPadで撮影しました。
iPhoneで撮影するともっと綺麗な画像になるかも?便利なのでandroid版も出して欲しいです。
目の前すぐに海岸
草が刈ってあり、下のコンクリートまで容易に降りることができました。
駐車スペース
このように、恵美の湯は打ち上げ見学場としてはベストスポットですが、ここは公式見学場とは全く関係のない私有地です。
しかし、ここの地主の方は打ち上げ見学者にとても協力的で、今まで駐車スペースや恵美の湯を開放してくれていました。(H-2B F4の時は拡声器を使ってカウントダウンをしてくれた他、真夜中の打ち上げなのでわざわざ照明も設置してくれました。)
ただ、あくまで私有地なので利用する場合は一言断りを入れてから使った方が良いかもしれません。僕が行った時はちょうど地主のおじさんが外にいたので挨拶することができました。
今年から宿もでき、今度の動向が気になります。
恵美之江展望公園
続いて今回から新たな公式見学場に追加された恵美之江展望公園
入口
前日の18時頃はチェーンがかかっており、車は進入できないようになってました。
手前の道の路肩に車を止め歩いて下見に向かいます。
5台くらい止まってる。
まず見えたのがバス用の駐車場
そして仮設トイレ
少し進むと謎の椅子(場所取り?)
左手は崖、恵美の湯はこの奥に位置します。
さらに進んで、メイン駐車場
駐車可能台数は130台と聞いていますがかなり広く見えます。
奥はアーチ状になってる。
↓このリンクから恵美之江展望公園のGoogleストリートビューのような画像が見られます。 (PCからの閲覧推奨)
駐車場の奥のあたりで撮影。
場所によって手前の風景は変わりますが、およそこのような眺め。
恵美の湯に比べるとかなり高い位置となります。
射点の見え方
LP-1
恵美之江展望公園からの眺め(↑)
恵美の湯からの眺め(↓)
H-2Aロケットが打ちあがるLP-1は、恵美之江展望公園からだと根元が少し隠れてしまいます。
高さはあるのですが、位置が悪く丘にかぶってしまうようです。
因みにLP-2の方は
LP-2は恵美之江展望公園の方が少し下まで見えます。
恵美之江展望公園は横に広いので、右端と左端では若干見え方が変わります。また駐車場の手前まで戻ると少し高台になるので場所によってもう少し良く見えるかも?
恵美の湯と比べると恵美之江展望公園はとにかく広く、また見学場が横に広くアーチ状になっているため多くの人が最前列で見ることができます。凸凹な地形を平らにし、ちゃんと見学場として整備されたことが分かります。
奥に露店の準備も
2つの場所を見比べて、LP-1の根元まで見える点と目の前が海で開放的な風景という点を考え、今回も恵美の湯で見ることにしました。結局、恵美の湯には行けなくて恵美之江展望公園で見たのですが、詳しくは2日目の記事で。
ロケットの丘
下見の後はロケットの丘に向かいました。
着いたのがだいたい19時頃、機体移動は23時からなので4時間前ですが最前列は場所取りが始まっていました。
全景撮り忘れましたが、10コくらい三脚が並んでたかな?
曇ってましたが、VABや射点が良く見えます。
機体移動
その後は一度宿に戻り、夕飯を食べてまた丘に来ました。
22時半、機体移動の30分ほど前。なんとか丘の駐車場内に駐車できました。
到着すると30人くらいの人がカメラを前に無言で微動だにせず立っていて恐い雰囲気...
毎度のことですが、ロケットの丘は機体移動直前になると路上駐車の車で溢れ返ります。
駐車場内に止めたかったら最低でも30分は前に来ると良いです。(そのかわりすぐには出られませんが)
機体移動は静止画とタイムラプス動画を撮影しました。
H-2Aの機体移動は一本道で早いので、事前に露出条件を探ったりやブレにくい撮影方法を探しておかないとすぐに移動しきってしまいます。
大量にブレ写真を量産した結果、300mmm(35mm換算で450mm)程度の望遠撮影では。
・シャッターはレリーズ操作
・ミラーアップ撮影
・三脚上でも手振れ補正オン
・機体移動中はシャッタースピード1/10秒以上
・ピントはVABか射点に合わせて固定。
だと比較的まともな写真が撮れることが分かりました。
23時00分、機体移動開始
(D7000 + Nikon 35mm F1.8 - F1.8, 1/30s, ISO1100, 撮影後トリミング&露出調整)
(D7000 + TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 - F6.3, 1/4s, ISO2200, 405mm(35mm換算) 撮影後トリミング&露出調整)
(D7000 + TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 - F9.5, 1s, ISO140, 375mm(35mm換算) 撮影後トリミング&露出調整)
(D7000 + TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 - F6.7, 1s, ISO1600, 75mm(35mm換算) 撮影後露出調整)
23時20分頃、LP-1に到着。機体移動は30分の予定ですが、LP-1までは真っ直ぐなのでスムーズに移動します。
VABを出た直後とLP-1付近は明るいのですが、真ん中は照明が無いので非常に暗く、カメラのAFが甘くなります。シャッター速度を上げてもブレるなーと思ったらピントが合ってなかったり(笑
タイムラプス動画
こちらはNEX-5TにSIGMA10-20mmF4-5.6のレンズを付けて撮影。
https://www.youtube.com/watch?v=KOGHZaVleV8ちょうど天の川が上ってくる時間だったので天の川バックの機体移動を撮影したかったのですが、丘からの見た角度と天気がそぐわず、撮影できませんでした...
機体移動の前後を含めた約70分を20秒にまとめています。
機体移動が終わると一気に人が減っていきますが、星を撮ったりぶらぶらしてたらJAXAの人が望遠鏡を持ってきて見せてくれたり、サイエンスキャンプか何かの子供たちが来たりしました。なんだかんだで24時頃までいたかも。
天の川
その後、宿に戻る途中熊野海水浴場の付近でもう一度天の川の撮影にチャレンジ。
(D7000 + SIGMA 10-20mm F4-5.6 - F4, 30s, ISO3200, 15mm(35mm換算) 撮影後露出調整)
肉眼では見えるか見えないかという明るさ。
射点の光もありますし大気の状態がイマイチでしたが、かろうじて撮影できました。
1日目は以上で終わり。
2日目に続く...
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今回種子島で撮影した写真をFlickrで公開しています。
宜しければ合わせてご覧下さい。
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